引き続き高値が続いているビンテージカー相場だが、ここに来て、やや沈静化の傾向がみられるようだ。
つい先日、バティスタ・ピニンファリーナのためにワンオフで製作されたフェラーリ275gtbが八億ちょいでオークションで落札された。
三、四年前なら倍くらいはいったのかもしれないなんて言われているが、50年前の中古車が億だなんて、普通に考えればすごいことだ。もはや量産品(これはワンオフだが)としてはありえない価格に突入し、アートの領域にさえ入ってきている。
現在の兆候としては、すでに誰もが知っているような有名なクルマは誰かの手に収まり、ここ数年は長期在庫もしくは、オーナーの逝去からの相続というパターンが増えている。あと、レースカーも多く取引されているのが興味深い。
実際、クルマに興味のない子孫が受け継ぐよりは、こうした形で現金化されたり、しっかりと愛情を注いでくれる人(お金を注ぐ人?)の元に行ってくれたほうが長い目で見たときにはいいことかもしれない。
なにはともあれ、きれいな車を沢山見られるのはやっぱり楽しい。まさに高嶺の花だけど、やっぱりワクワクするからね。
それではまた近々
A prestissimo!!